京都上演告知

横浜での上演予定の『名づけえぬもの』ですが、横浜に先駆けて京都でのプレ上演も決まりました。以下が詳細になります。

デ・4 京都上演

『名づけえぬもの、断片的な記憶』

脚本・演出 市川タロ
出演 川北唯、佐々木峻一、菅一馬、藤林遼太郎、松岡咲子

日程 2月12日 open 19:00 / start 19:30 -
会場 UrBANGUILD(三条木屋町)


生まれたとき私はどういう理由だかで、ある名前で名づけられ、その名前で何度も呼びかけられた。
名前を呼ばれれば返事をしなければならない。
私は人間Aである。私は人間Bではなく、また人間Cでもない。
だが、人間Aであることが、つまり私だということになるのだろうか。
 たとえば、夜、外灯に何匹か虫が張り付いているのを見つけて、私はそう思うのだ。 
私はいま人間Aなのか。 いや、私はそのとき人間Aではなかった。
そう思うまでは、そうではなかった。 私は人間Bだった、あるいはCだった。
あるいは、何者でもなかった。
 私は暗がりの中で自分がただ内臓のかたまりであること、
名はただ皮膚につけられたものなのだということを、知ったのだった。

11月新作情報

京都市立芸術大学 芸大祭参加作品

移動演劇
『きれいなハアト型』

構成・演出:市川タロ
テキスト引用:北園克衛

日程 11月3日(土)、4日(日) 両日15:00〜16:00
料金 無料
会場 京都市立芸術大学(アクセス

出演:
飯坂美鶴妃、勝浦大輔、鴨嶋美幸、菅一馬、藤林遼太郎、松岡梓


かつて人間は二つの直角を以て一つの美しいハアト型空間を形成する事に成功した。
この造形上に於ける偉大なる発見は、数学における円錐曲線の発見と共に人間の知性が達した二つの神秘である。
死に於ける直角イミジュリxiと直角イデオプラスティとの関係は相等しい二つの直角の状態を想像せしめる。
僕たちはこの不可知なる曲線を規格化し一つの必然性を把握することに努力した。

北園克衛『所謂イミジュリィとイデオプラスティに関する簡単なる試論』


※今作は移動しながらの上演となります。1.5キロほどの距離を歩きながらの観劇となります、ご注意願います。

6月新作情報

 デ・3
『ルーペ/側面的思考法の発見』

脚本・演出 市川タロ
出演 飯坂美鶴妃、勝浦大典、ケる子、菅一馬、藤林遼太郎、前田愛美、他

期間:2012年6月8日(金)〜13日(水)
   全日程12:00〜18:00(入退場自由)

料金:無料

形式:展示型演劇

S氏はひとつの思考法、側面的思考法と名づけられた革命的な思考法を発見したのだった。
しかしそれはあまりに革命的な思考法であったために公表することがためらわれたのだった。
S氏は旧来の友人であるY氏に、その思考法に関する手紙を宛てた。
そしてその思考法を求めて、ひとりの男が火星からY氏を訪ねるのだった。

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